台風を曲げる
香港が中国へ返還されるとき、「一国二体制」という言葉が発明されました。当時それを聞いた人々(私も含む)は、
・・・?
今回の衝突は、むしろよくここまで起きなかったな、というのが本音です。このまま起きないでほしかったと思います。対岸の火事みたいな言い方しかできず、もどかしいですが。
政治ではなく、経済の話を少し。
香港は世界の金融の中心のひとつですが、一国二体制の不安はありました。返還当時私は「香港に代わり、沖縄が金融基地になれないかなぁ」と思いました。沖縄は国家の体制に不安はなく、香港にはないトロピカルビーチがあり、議論はともかく、米軍に守られています。西側社会からすれば、ひとつの理想の地ではないでしょうか。
もちろん、台風は沖縄の弱点です。しかし、大国が秘密裡に開発した技術を使えば、天候も変えられるでしょう。1977年に「環境改変兵器禁止条約」というのが成立しています。
この条約で環境改変技術とは、自然の作用を意図的に操作することにより地球(生物相、岩石圏、水圏及び気圏を含む。)又は宇宙空間の構造、組成又は運動に変更を加える技術をいう(第2条)
となっています。「気圏」があるから台風の進路は曲げられるし、「岩石圏」があるから地震も起こせるということです(気になる人は、謎の米軍施設「HAARP」というのを調べてみてください😊)。
この条約が必要になったのは、そういう技術があったからです。1977年はピンクレディーが『渚のシンドバッド』を歌った年です。そのときすでに環境改変技術があり、それから40年以上経っています。水面下の技術でも格段の進歩があるはずですよね。この条約、日本も1982年に批准していますよ。なお、兵器利用はダメでも平和利用はいいんです。
あれ、それました。経済です。
香港返還の頃から、日本全体が「沖縄こそ金融の中心に」という思いで動いていれば、いまどうなっていたのか。「惜しいなぁ」「いまからでも遅くない」と思うのは、私だけでしょうか。
沖縄の選挙はいつも基地の話です。違う視点で「沖縄を世界唯一の場所に育てる」と具体的に企画する人は出てこないのでしょうか。 建て直す首里城を平和で豊かな『新しい地球の原点』と謳って。日本の役目じゃないですか。
雑感です。浅見はご容赦を。趣旨でご理解ください。香港を気にしつつ、沖縄がよくなってほしいと思うまでです。